概要

新しいPCを購入し、古いPCで使っていたVMware の設定を移行しようとした時に起こりました。

仮想マシンの起動はできるのですが、ネットワークに繋がらない…。

設定の手順や、環境によって方法は異なるかもしれませんが、今回はこの方法で解決しました。


環境

  • VMware WorkStation15
  • ローカルOS Windows10
  • ゲストOS Fedora7

経緯

旧PCから仮想マシンの環境設定をCloneし、新しいPCでVmwareをダウンロード。Cloneした設定を適用する。

起動時に出たエラーは以下の通りです。

以下エラー内容

原因

原因は、VMwareが新しい構築される際に、MACアドレスを更新してしまう...ことにあるようです。

今回のゲストOSは「Fedora」で、VMwareのバージョンも異なりますが、同様と思われる問題が起こりましたので、以下は参考URLを元に対処方法を記します。

1.VMwareを固定MACアドレスにする

1-1. VMwareの設定からMACアドレスを確認する

VMwareを起動し、左上のメニューからPlayer(P) > [管理] > [仮想マシン設定]の順にクリックします。

1-2.ネットワークアダプタの設定

ネットワークアダプタをクリックすると以下のような画面になり、左下にある「詳細」をクリックします。

※今回の環境では、NAT接続にてネットワークへ接続しています。

1-3.MACアドレスの生成

この画面に現在のMACアドレスが記載されています。ここで「生成」をクリックすると新たにMACアドレスが発行されます。

※画像では「生成」がグレーアウトになっていますが、仮想マシンをシャットダウンするとクリックできるようになります。

 生成したMACアドレスをメモとして控え、それぞれの設定ファイルへ記述していきます。

2. udev のネットワークのルール設定ファイルを編集する

2-1. 仮想マシンを起動し、ゲストOSの設定ファイルを編集

9行目から始まる(eth0)の設定、ここのATTR{address}がMACアドレスとなります。

ここを先程生成したMACアドレスへ変更します。

12行目から始まる設定が(eth1)のものになります。

使わないようであればコメントアウトをしておきます。

2-2. eth0 のネットワークのスクリプト設定ファイルを編集する

6行目の[HWADDR]がMACアドレスになります。

ここも先程生成したMACアドレスに置き換えます。

2-3. VMware Playerの設定ファイルを編集する

一度仮想マシンをシャットダウンします。

ホスト側の以下のファイルを編集します

C:\ProgramData\VMware\vmnetnat-mac.txt

ファイル内のMACアドレスを先程生成したものに置き換えます。

※ファイルPATHは環境に合わせて読み替えてください。

C:\ProgramData\VMware\vmnetnat.conf

「hostMAC=」に先程生成したMACアドレスを置き換えます。

起動してみる

ここまでできれば、もう一度起動してみます。

起動時に出ていたエラーがないかを確認し、一応起動後にネットワークの確認をします。

$ /sbin/ifconfig

HWaddrに新しく設定したMACアドレスが設定されていれば成功です。

参考URL

https://server-setting.info/centos/centos-vmware-clone-eth0-fail.html

大変助かりました。ありがとうございます!

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